BILLY BAT

最初の数巻読み進めて行くうちに、現実で起きた事件も入り混じってドキドキが膨らんでった。

時系列がグチャグチャで、誰視点かも変わってくるから、一つのものに対して、複数の視点から見ることができるのがおもしろかった。

なんなら最初スパイ容疑で疑われてた部屋の人まで話が戻ってくるなんて思わなかった。

最終話の内容はデキは好きだったんだけど、物語のシメとしてはう〜んだと思った。

巻物が結局あんまり効力を持ってなかったのが個人的に1番残念だった。

巻物を手に入れてどうこうじゃなくて、巻物を持った瞬間から勝ち確レベルの物であって欲しかった。

ビリーが結局何だったのかも、読者の判断に委ねられてるといえばそうだけど、う〜んなところだった。

ケヴィンの出生周りの話は、登場人物みんなの行動が繋がってるのが実感できておもしろかった。

ケヴィン・ヤマガタが最初の主人公として思い入れがあって読んでたから、一気に歳とって脇役になったのが残念だった。

山下くんはずっと良いキャラしてて好きだったけど。

ラストらへんが残念だと思ったから、最初と途中がどんだけおもしろくてもモヤモヤして終わっちゃう。