バットマン ダークナイト

バットマン三部作でいちばんの有名作。

バットマンがジョーカー殴り散らして字幕つけるネタの元の映画。

ジョーカーがぅぅ…ってなるの、観てて。

ジョーカーってタイマン張るとどのヴィランにも負けるくらい弱いのよ。

DCの作品ごとの設定知らないからこの映画だけでいうと、真っ向勝負したら最弱だよね?

でも最強の敵。

ヒーローの最強の敵なんだよね。

対ヒーロー特化の敵。

ブルース。ウェインでは無くバットマンを殺す。

人の倫理や心情を殺す。

レイチェルとデントの居場所を伝えて、レイチェルの方にバットマンは向かっていたけど、結局二人の居場所は逆に伝えられていたとか。

二つのフェリーに助かるのはどっちかの船だけ、相手の船を爆破するスイッチを押せば、押した方の船は助かるとか。

しかも片方のフェリーはたくさんの犯罪者を乗せた船で、押さなきゃ絶対に押される、死んでも犯罪者だ、みたいなもっともな理由をつけて一般人に殺害を唆す。

暴力によらない敵として、敵内でも味方も引っ掻き回して、圧倒的な犯罪者のカリスマ性があった。

よく言われてるけど俳優も凄かった。

こんな設定でよくやりきれたもんだよ。

前記事のジョーカーと今作のジョーカーは全然違うけど、どっちもジョーカーだった。

ダークナイトの通り、バットマンで順当なヒーローではなく必要悪のダークヒーローで、一部の理解者以外には、助けてくれるうちはいいけど、悪いことしだしたなら早く捕まれよみたいな扱い。

そんな中でレイチェルからデントを選ぶ手紙があったけど、自分が選ばれたと思ってるウェインに手紙を渡さなかったアルフレッドのラストがすごい好きだった。

レイチェルが死に、デントも死んだ今、レイチェルの思いを伝えるのは手紙だけで、このことを知ってるのはアルフレッドだけ。

ならばわざわざ伝える必要はないって終わりがすごく好きだった。

ルフレッドはずっとそばにいてくれた1番の理解者だよ。

バットマンを止めて幸せになってくれ。